シェアハウスの戦い③次の舞台

暮らし

こんにちは、サンプルりか子です。

上京して最初の家での戦いを終え、続いて次の引越し先のシェアハウスでの戦いです。

知人達は「またシェアハウス?!」とわけがわからない様子でした。
無理はありません、私の神経質(または繊細さ。そう言われた)も知っている方達だったので。
サンプルさんは絶対ひとり暮らしのほうがいい!と言ってくれました。
(良からぬ意味で言う人もいましたが)
それは何より私が承知していたのですが、色々あってまたシェアハウスを選ぶことになります。

仲良くなったシェアメイトが先に別のシェアハウスに出ていき、私も引越し先を探す中で、
うち来なよと誘われたことも理由としてありますが、
さっさと出たかったし、恋人を追いかけるようにして私も彼女の住むハウスへと引っ越しました。

そこが最初の家よりも酷い状態だったとは知らず…。


私の入居が決まるか決まらないかくらい(審査だったかな)の頃、
シェアメイトが出ていくと言いました。
え、早ない?!
一区切りつくから出ていくと。
ただ、話を聞いているとここでの暮らしもストレスがあるようでした。
ここのドン(私が勝手に決めた)にいじめられているようなニュアンスのことも聞きました。
そういう人なのか?ここのドンは。
接触して、できるなら表面上いい関係を築くなどして慎重にいったほうが良さそうだ。
「常識がない」「変わってる」と学生時代から言われてきた私でも、
ちゃんと(?)そういうことを考えるときもあります。
敵と戦うには、まず敵を知ることです。

ちなみに、このシェアハウスでは住人同士の交流が皆無に等しく、
会っても挨拶なし。
雑談なんてもってのほか。
最初は戦国武将のように名乗ってよろしくと挨拶していたのですが、
すぐに「そういうところじゃない」と理解しました。
理解したのもあるし、挨拶したくなくなったのもあります。

騒音がひどいのです。

まず、ドアの開け閉め。
基本皆さんトイレのドアを閉めない。
なので水栓の音が廊下に響く。
(当然においも広がる。)
まれに閉めたとしても、思いっきり閉める。
部屋のドアもそう。
キッチンの棚や電子レンジ、冷蔵庫の扉も
壊れるんじゃないかというくらい力任せに閉める。
耳栓でもしてるのかな。
こんなに響いてるのに。
こういった音が朝から夜中まで時間関係なく家中響いています。

携帯の着信音やテレビ電話の音も大音量だし、
夜中の洗濯機や乾燥機の使用もザラです。
階段の上り下りも何を急いでいるのか猛ダッシュだわ、
ご立腹のように踏みしめていつもドシドシ歩く方もおられました。
(すごい細身な方)
音が響きやすい構造も相まって、凄まじかったです。

このシェアハウスも最初と同様木造一戸建てなのですが、
最初のところより遥かに小さく、
部屋と部屋もすべて隣接しています。

当然、個室も狭い。
各室6~7㎡くらいでしたね。
畳だと3~4畳。
牢獄かと思いました。
(当時『Orange Is the New Black』にハマっており、
見ながら「ここやん!」と笑ってしまいました)
牢獄に毎月8万近く払ってるのか。
狭い上、扱いづらい変な形状。
陽も入らず終日暗い。
(窓はあるが格子が付いてあり景色がまったく見えない。)

いくら好立地だといえ、毎日こんなところで寝起きしてたら
そりゃ気分滅入って性格歪むわ。

ある日、ドンと歯磨きの時間が重なり、
洗面台で並んで歯を磨く機会がありました。
挨拶してちらっと見ると私の歯磨き粉とおそろいでした。
この歯磨き粉は市販されていないので珍しく、思わず声をかけました。
同じですねって。
ちょっとですが会話しました。
それからドンとは、会った時挨拶しました。
向こうからはなかったけど。

まぁいい感じちゃうか?
仲良くなったんちゃうか?
ありがとう、歯磨き粉。
仲いい友達がいなくなって寂しくなるけど、
私ここでうまくやっていくね。

そんな思いも風の前の塵に同じ。
私の考えは浅はかでした。
ドンはやっぱりドンだった。
(私が勝手に名付けただけだけど)


次回へ続きます。

では、また。

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