現状を改善する方法!自分と向き合う掘り下げワークをやってみた

目を背けたくなる自分の存在も認めてあげる 雑記

こんにちは、サンプルりか子です。

20xx年xx月、ゼウスはサンプルに一つの箱をもたせた。
その箱にはあらゆる災いが詰まっているから開けるなとゼウスは言う。
地上に着いたサンプルは好奇心が抑えられず、その箱を開けてしまうと、
すべての災いが地上に放出された。
サンプルは急いで蓋を閉めたので、箱には希望だけが残ったという。

そんなことがありましたとさ。(何の話だ)

「パンドラの箱」というのは「触れてはいけないもの・こと」や、
「取り返しのつかないこと」、あるいは「タブー」といった意味で使われますよね。
今回はその「パンドラの箱」を私の解釈で用いて、
私の「パンドラの箱」を開けた話をしたいと思います。


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以前、私は精神的にかなり参っていました。

私は一度信用するとオート操作よろしくその人の事を信用しきります。
「ん?」と感じても、自分のその感覚を気のせいだとして取り合わず、
疑おうとしないんですね。
ですが、いろいろあって信用できなくなってしまいました。

これまでの私の物事を判断は、

「この人だから」

が最も優位でした。
疑うという一手間を省いてしまうようになるんですね。
なんとも他人任せな判断。

昔はそれで相手が自分の思うようなことをしなかったりすると
「裏切られた」だの「信じられない」だの怒りを相手に向けていましたが、
(相手はいい迷惑です、場合によりますが)
それを繰りかえすうちに「人は裏切るのが当たり前」という認識になり、
それが当たり前、デフォルトということは「裏切り」行為自体この世に存在しない、
と考えるようになりました。
だから、その人を信じるかどうかは自分次第。

で、私はまた自分の勝手で信じきっていたわけです。
懲りないのです。
母親にもよく「あなたは人を信じすぎるのよ」と言われます。
人を信じるのは各自それぞれの価値観を持って生きている以上、
残念ながら自己責任になると思います。
ただ、世の中には詐欺師というのがいるので一概にはいえませんが、詐欺師はひとまず置いといて。

当時、仕事で参加予定だったミーティングの場所を教えてもらえなかったり、
(ほかの参加者の間で私は不要と判断したとのこと)、
必要な引き継ぎも私だけ除外されたり、仕事を外されたり、
言葉の揚げ足をとり威圧的な文章でメッセージが送られてきたりと
パワハラまがいのことをされていました。
(パワハラの定義の「人間関係からの切り離し」に該当すると思いますが、
訴えるには証拠不十分のようでした。厳しいですね…。)

信用していた人に助けを求めても軽くあしらわれたり、対話の場も流され、
結果傷つき、ああ私はまた信用しきっていたんだなとその地点にきて自覚しました。

なんでこんなことするんだろう。
悔しい。許せない。訴えてやりたい。
作業中もその感情がよぎった途端に涙がポロポロこぼれて、
そのまま止まらず4時間くらい泣き通したこともありました。

これはいかん、と思い、解決策を探しました。

無視されたり信用していた人も実際にはまともに取り合ってくれない、それは事実としてある。
あくまでこちら側からの視点ですが。
でも、みんな自分が一番大事。
例えば会社だったら、やっぱり自分がよく見られたい、出世したいと思って
同僚や部下、上司を「使う」ことだって往々にしてあります。
どうしても利己的になります。
会社はそういう場だと言い切る人もいます。
つくづく私には会社や組織は向かないな…。(恐らくそういう会社しかしらないのもある)
あの繰り返し言っていたチーム意識は何だったのだろう。
いや、私が思っている「チーム」と他の人の言葉の定義が違っていたのかもしれません。

でも私はこの状況を変えたい。
他人は変えられないので、では何を?どこを変えるかといいますと、自分です。

「今の私は悔しくて、腹立たしくて、許せないきもちでいっぱいで困っている」、
それをどうにかしないといけませんでした。

私は「掘り下げ」ということを試しました。

「掘り下げ」というのは、自分の思っていることや感情を
「何故そう感じるのか?」と問うて、大元の思いや感情を見つけ出し、
問題解決に最適なアクションを見つけ出すための行為です。

この「何故そう感じるのか?」は3層(段階)くらい自分に尋ねます。
表にでた感情には必ず大元の感情や思いがあります。
「怒り」は本来二次感情であって、その下には
不安、恥ずかしさ、寂しさ、悲しみといった様々な感情があるようで、
それが「怒り」というエネルギーとなって表に現れます。

私はA4コピー用紙を机に置き、今現在感じている感情を書きました。
自分が今どう感じているか、いい人ぶらずに書くのが大事です。
以下、赤裸々に書きます。

「困る」に対して「何故?」と問います。
いくつか上がってくるので書き出します。
そのうちの「相手が威圧的な態度だから」を「何故そう感じる?」と掘り下げると、
「私は責められているから。つらい思いをしているから」と出てきました。

この時点で、私はぞっとするような言葉が頭に浮かんでしまいました。
まるでパンドラの箱を開けてしまったようでした。
でもすぐには閉めません。

頭に浮かんだ言葉とは、「私は被害者でありたいのかもしれない」、です。
私がずっと「責められている」「辛い」という感情にある意味で「固執」するのは、
私は被害者、ひどい言い方をすると、相手を悪者にして悲劇のヒロインのように思われたかった
かもしれないのです。
「うわー、いややこんな自分~」と思いつつも、悲しいかな納得感もありました。
ですのでショックな反面、「でかした自分!」とも感じたりして、まったく複雑な乙女心です。

この「被害者でありたい」について、「責められ」たり「つらい思い」をし、
何故相手が責めるような高圧的な態度をとるのかを(性格的なことは置いておいて)考えた時、
「私は怒られて当然の人物と思われているからマウンティングされ、
私自身もどこかで自分は責められて当然の人間だと思っているのかも」
と、あくまで仮設ですが考えました。
それはつまり、「私は弱い人間です」と心のどこかで思いこんでいた疑いがあり、
そこに悪者が登場して私を責める、ああ悲劇のヒロインだわ私。
といった具合になると考えられます。

納得だわ…。

納得して終わりではありません。
次に「ではどうすればいいか」を考えます。
あとはそこで出てきたことを実行するのです。

最終的に「私は悲劇のヒロインにはなりません」と自分に宣言しました。
同時に相手のことも冷静に考えることができました。
相手は自分のプライドを守りたくて自分が不利になるのがこわいから
自己防衛としてマウントをとるのだな、不安だから私にムキになるのだろうと
考えることができました。

もし今後も威圧的に何か言われたら「そうなんですね」と冷静に
相手のことも一度受け止めようと思いました。
また、必要以上に相手を持ち上げず、自分を卑下しないこと。など。

そういった導き出したことにフォーカスしていくと状況が変わっていきました。
気持ちも怒りや悲しみにばかり縛られず、ずっと前向きになれました。

この「掘り下げ」の一番のポイントは、決していい人ぶらずに感情を書くことです。
ここで偽ってしまうと本当の自分の感情に辿りつくことはできません。
真の解決策を導き出すために、自分に正直になって書き出すのです。

私のように目を背けたくなるような自分の姿が飛び出してくるかもしれませんが、
そんな自分も認めてあげて、その上でどうするかを自分自身と一緒に考えてみてください。

自分の見たくない姿が入っているかも知れないパンドラの箱をあけるような「掘り下げ」。
解決の糸口は、パンドラの箱にあるかもしれません。

現状を改善し明るい未来を生きるために、おすすめです。
※過去を掘り返すという意味ではありません。


では、また。

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