東京ってどんな所?②都会とは

17歳の井の中の蛙ちょっと大海を知る キャリア

こんにちは、サンプルりか子です。

前回は、東京というより「都会」との比較として
「地方」の話を出してお話しました。

地方についての話をするとだんだん主旨が逸れていくので
ひとまず前回の分で止めようと思います。

前回分を簡単にまとめると、地方は情報に触れる機会が乏しく、
機会損失に陥りかねないということです。
何にとって機会が損失になるのかというと、
前述したとおりあらゆる「情報」もそうだし
何かに触れる、知るチャンスの量が都会に比べて乏しいということ。
「情報」という言葉が抽象的なのでわかりにくくなってしまったかもしれません。

現在はインターネットでなんでも調べられるので情報を入手するにも
時間差は軽減されているし(ネットなら無い)、
情報の発信も誰でも可能になっています。

ですが、やはり地方にいると情報にふれる際は能動的になると思うのです。
都会だと情報が溢れています。
知らぬ間に目に入ったり耳にしたりすれ違ったり、自然と色んな情報が得られます。
もちろん意図しない情報も。
その点でも「刺激が多い」と言えるのではないでしょうか。

また、「本物に出会う」重要性という話も書きましたが、
これについては東京とか都会についての話とは逸れていくので
続きはまたテーマを変えて今度書きます。
「本物に出会う」だけで言えば、本人にとっての本物の定義や
ものごとが違うので都会だとか田舎だとか問わない話になってきます。

今回は「都会」という点で書いていきたいと思います。


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前回、私は高校生の時個人の画塾で
一般的な美術部ではしないだろう経験をさせてもらいました。
(美術部に入ったことが無いので活動内容はわかりませんが。
 というか運動部を引退した後に入部したいと美術担当教員に言ったら断られました。
 入部はしませんでしたが、ほぼ毎日美術教室に行き一人でデッサンしていました。

 時々友人にモデルになってもらって人物画を描いたり。
 美術部の活動が活発ではなかったので使い放題。もちろん許可は取ってます。
 美術教員には美大なんて金の無駄だし将来性もないから止めとけと言われ、
 「そうですか」と言って大学で美術を学びました。)

都会に住んでいれば、画塾だって選ぶほどあるし、
現に高校3年生の夏休みは単身大阪に行き
3週間くらい専門学校が開いている美大進学向けの
夏期集中講座に通っていました。
この学校は美術教員に美大なんてやめとけと言われた際に
誰しもがこういう予備校に通ってると紹介してもらいました。
(皆行ってるなんてしらなかったよ…)

料金を見て正直迷いましたが、
絵はほぼ我流でしたし、
(道具の使い方はだいたい画塾で教えてもらいましたが
テクニックや詳細は知らない状態でした。)
当時は別の大学も視野に入れていたので
受験対策として通うことにしました。

刺激になりました。
これまで、ただただデッサンも含め絵を描くことが好きだったので
とくに他人と比較することはなたっかのですが、
集中講座に来ている人たちは本気で美大を、絵を学ぶ道を目指している人で、
作品もレベル?が高かったです。
田舎っ子の私は大変刺激を受けました。
これまで同じ志をもった人と出会ったことがなかったので、
その点でも学べることがありました。
友達は一人もできませんでしたが。


都会であれば、東京問わず神奈川や大阪や京都、
愛知、福岡とか他の都市部でも色んな「情報」の恩恵が受けられるんじゃ?
と思われるかも知れません。
私は思います。

ひとくくりに「地域」っていうな!というのと同じで、
都会もひとくくりに「都会」で片付けられません。
段階に区分けできるものでもないし、
グラデーションのようなものなんじゃないかと思います。
柳田国男が言っていた方言周圏論のような?
ただ、人口密度では都会かどうかを数字で判断できるかも知れませんが、
相対的に見た時に都会かどうかは変わっていきます。

では何が日本の都市部を都会たらしめているのかというと、
私はいろんな「情報」だと思います。
受動的に受ける様々な情報。
様々なことを知ろうと思えばすぐアクセスできる環境。

例えば文化・芸術。
施設の数も都会だと田舎に比べて多いので、
映画だと上映される映画のタイトルも多いし、
上映の時間帯も複数あったりします。
習い事をする際も、ピアノやギター以外に
珍しい楽器を教えてくれる教室も都会では見つかりやすいです。

伝統芸能などになるとやはり現地に行くほうが濃い体験になると思いますが、
知ることは都会でもできます。
博物館とか、展覧会とか、百貨店での催事場で知ったりとか。
道行く人の数も多いので、色んな人、色んなファッションを見ることができます。

私的に魅力なのは大型書店ですね。

アクセスでいうと、物理的なアクセスもしやすいです。
電車の本数、駅の数、バス、レンタルサイクルなどのサービス面も豊富。
万が一ひとつの交通機関が止まっても代替えができます。

色んな会場、施設や学校の数も種類も多く、
試験会場も都会に住んでいるとアクセスしやすいです。
私は中学の頃、硬筆の八段昇段試験を受けるため母親と一緒に大阪に行きました。
遠いのでホテルをとって、小旅行気分でした。

あとは、
「都会」を「都会」たらしめているのは、政治の力が大きいでしょうね。


ではその中で東京と他の都市部(ひとくくりにしてすみません)の違いは?
というと、次回に書こうと思います。
あくまで私の考える「東京ってどんなところ?」という話です。


激しい雨、いい音です。
いい音ですが、災害にはくれぐれもお気をつけください。


では、また。

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