「キャリア」とは何か?

20代の私へ キャリア

こんにちは、サンプルりか子です。

今回は私なりのキャリアの考え方を書きます。

「キャリア」と聞いて、みなさんがまず思い浮かぶのはどういうものですか?
イメージ、言葉、連想されるもの、なんでも。

恐らく「キャリア」と聞いてイメージするのは
「仕事や」「職」に関することが多いのではないでしょうか。

「キャリア」をGoogleで検索してみますと、
まず上に辞書で引いた際の用語の説明が出てきて、

「実地経験の積み重ね」
「特級官僚」

といったことが表示されます。
その下には会社の人事の人目線の記事とか、
どういう能力を活かして仕事に就きキャリア形成するか、
といった、やはり「仕事」「職」「職歴」に関する記事が多数を占めます。

キーワードでいうと「キャリア形成」「キャリアコンサルティング」
「キャリアチェンジ「キャリアプラン」といった用語が出てきます。

私の考える、定義する「キャリア」は、上記と全く違うわけではありません。
「仕事」にまつわる話だけではない、というのが私の考える「キャリア」です。

言葉の意味で言えば確かに前述した辞書で引いたときの定義になると思います。
しかし、「キャリア」を媒介としたものの見方・考え方は「仕事」だけとは限らない、
というのが私の考えです。

では私の「キャリア」を媒介としたものの見方・考え方とはどのようなものかというと、
「人生でのあらゆる経験」のこと。
ずばり「人生全て」です。

「キャリア」の言葉の定義の一つ、「実地経験の積み重ね」は
「仕事」や「職業」経験だけでは無いと思っています。

ではその「仕事」や「職」ですが、なぜ仕事が必要なのでしょうか。
「なぜ仕事をするのか」と問うた時、
人それぞれの答えが返ってくると思います。

「お金のため」
「家族を養うため」
「勤労の義務があるから」
「夢を実現するため」
「人生を充実させるため」
「社会人経験を積むため」

例えばこのような答えがあるかもしれません。
一例ですがこれらの答えも掘り下げてみるとその根本には
「生きること」に行き着くのでは?と私は考えます。

当たり前ですが、「生きること」の中に「仕事」「職歴」「勤労」
といったことが含まれています。
「仕事」=「生きること」ではないのです。
(あくまで私の考え)

ちろん、仕事が生きがいとなっている人にとっては
「仕事」=「生きること」
という認識になるかもしれませんが、
それはその人の見方、生き方を表した表現であって、
根本的な「生きること」の性質とはちょっと違うかなと思います。
ではどういうものかと言いますと、先述した

「生きること」の中に「仕事」「職歴」「勤労」
といったことが含まれている。

という考えです。

つまり、「キャリはとは、人生でのあらゆる経験を指す」とした時、
キャリアの中に、言い換えると人生の経験の一つとして
「仕事」や「職歴」があると考えます。


「キャリアにかかわる」「キャリアアップ」という言葉を使い、
これまでの職歴が今後自分が進む方向性に大いに影響するだとか、
今後どういった職種・職場等を選ぶかによって当人の出世の命運を左右する、
みたいな表現をよく耳にします。

確かに人生で仕事が占める割合って大きいですよね。
80歳まで生きるとして、だいたい20歳から働いたとしたら
およそ40年、現在は定年がない時代なので死ぬまで?
では60年間仕事?
一般的に見ると「仕事するのが人生だ」といえなくもないですね。

しかし、繰り返しになりますが、何のために仕事をしているかというと、
「生きるため」なのです。
「仕事が自身の楽しみ」だとしても、
生きることができてはじめて楽しむことができます。
いくら仕事が生きている時間の多くを占めていたとしても、
すべてを占めているわけではありません。

「生きること」は、寝ている時、家で食事をしている時、
休日どこかへでかけたり、息をしていることでも
「生きること」です。

こうした「生きること」をどういった経験で満たしていくか、
どういった経験で自分の「生きること」としていくか、
そのすべての経験が私の考える「キャリア」です。

ですので「キャリアを考える」というと、
どういう経験をするか?を考えるということになります。

仕事とは限りません。
結婚、出産の経験もキャリアの一部ですし、
世界一周旅行もキャリアの一環です。

自分にとって印象深いものか、濃いのか薄いのか、
実際に身体の動きを伴ったものだけではなく、
映画を見て心動かされたとか、一枚のポスターをみた経験とか、
そういった一つひとつの経験が大切なのです。
人と比べるものでもありません。
ようは自分なりに経験することが「人生」なのです。

経験を通してどう生きていくか。
どのような道を歩んでいくか。
どのように自分を「人」として成長させていくか。

その「どのように」というのが私の考える
「キャリア形成」です。

将来のことについて「仕事をどうするか」で頭が一杯で悩んでいる人がいたら、
こういう考えもあるよと、気持ちをラクにしてもらいたいです。

仕事は各人が取り組む物事を「仕事」という出口、結果、形、
金銭が関わりだしてそう呼ばれるようになったもの
(なんでもいいのですが)を「仕事」としているのであり、
生きる上での手段の一つです。
もちろん、大事なことです。

ですが、
もっと広く、もっと柔軟に、海の中を1匹の魚が泳いでいるように、
どこでも泳いでいけるし、海に道が無いようにどんなルートでも進んでいけるので、
「仕事」でのキャリア形成に拘らずに好きな道、経験をしていけばいいと思います。


仕事での成功が人生のペースメーカーや道筋になることもあって、
およその道が見えている方が安心です。
しかし、息してるだけでもう進んでるんですよね。
言い換えると、仕事以外の部分で意識的にキャリア形成することは、
なんぼでもできると思っています。
「仕事」の定義にもよりますが。


これは20代の頃の自分に言いたかったことでもあるし、
一般的な将来像に合わせようとするばかりに制限をかけてしまい、
不安でいっぱいの友人にも伝えたいことです。

まずは友人にブログのURLを教えないといけないな笑。


では、また。



コメント

タイトルとURLをコピーしました