金髪のススメ

「お茶しよう」に用心しよう 雑記

想像のお時間です。

あなたは知らない人に「お茶しよう」と声をかけられたら、
付いていきますか?
行きませんか?

危ないので止めといていただきたいですが、
私は必ずしも「付いていかない」というわけではありません。
場合によっては行きます。
実際に行ったこともあります。
1回ですが。

自分で言うのもなんですが、
そういうのの「鼻が利く」というか、
信じていた人が実は極悪人だったとか、
精神的に追い詰められた、身の危険にさらされた、
ということがありません。
たぶん、用心深いほうだと思います。
でも場合によっては付いていきます。
鼻が効くので。
傍から見ると、ノリがいいのかな?と思われるかも知れません。
(まだ1回だけですが。)
一般的にみて、ノリは良くないと思います。
私がノリが良くなったらおそらく周りがついてこれなくなると思います。
(つまり、ドン引き。)
ただ、そんなときも不思議とそういう仲間たちがそばにいて、
または知り合って、色々やってるわけですよね。


人相、顔相というのでしょうか。
初対面限定ですが、
雰囲気で「この人は(私にとって)よくない人だ」
と感じます。
いちいち考えずに、伝わるといいますか、
考えるよりまず動いています。
拒否するにも受け入れるにも。

ですので大丈夫か大丈夫じゃないかの判断は「感」ですが、
敢えてポイントを言うとしたら「目」ですかね。
目が私の判断で可愛ければ初対面でもしばらくは話をします。
ちょっといやらしい感じでも許容範囲なら大丈夫と判断します。
(過去痛い目は見ましたが許容範囲。)

よかったです、マスクが目元まで隠す仕様じゃなくて。

私の場合、初対面のときの印象が外れる人ってほぼいません。
第一印象は本当に純粋な感覚なので、むしろ
情とか情報で関係性が深くなり
その分鈍くなってしまう感覚より信用できそうです。
これまでの経験上、第一印象をいつでも
取り出せるようにしておくべきだなと痛感しています。


で、突然声をかけられ「ちょっとお茶しない?」と言われて
お茶しに行ったのは4年前、海外に行ったときのことですが、
その話は今度書くとして、
今回は私の「鼻」が調子狂ったお話です。


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昨年、とあるビジネスセミナーで夕方東京の某所に行きました。
早く到着してしまい、まだ会場に入れなかったので、
誰も通らなさそうな雑居ビル内の階段に座りこんで帰りの電車の時間を調べていました。

すると階段の上の方で大きな声で

「おつかれさまでーす!」

と男性の声が響きました。
上の階は会社か何かかな?
もう一度、おつかれさまですが聴こえたときには
さっきより声が近くなっていて、
私は誰かの気配を感じて手元から顔をあげました。

お兄さんと目があいました。
今度はまっすぐに「おつかれさまで~す」と言われたので、
「こんにちは」と返しました。

「おつかれさまです」って私に言っていたのか。
って誰だ?

私と目があったお兄さんは、

「すっごい髪色いい!後ろから見たら5歳若くみえるよ!」

とやたら私の髪を褒めてくれるのです。

「今日すっごいいいね!」

あ、知り合いか?
誰だっけ…と考えながら、褒められるたびにぼそぼそと「ありがとうございます」
と返すのに終始していました。

私はお兄さんが誰なのか、
マスクで半分隠れた顔をジーーー――ーと見つめながら
その間もずっと髪を褒めちぎられ、お礼を連呼しつつ、
ひたすらお兄さんは誰だったのか思い出そうとしていました。

どうしても思い出せない。
それもそのはず、無いはずの記憶を探しているのだから。
「どこかでお会いしたことありましたっけ?」と聞こうとも思いましたが、
ナンパかよと自己ツッコミして終わりました。
とりあえず褒めてもらった分お礼は言いました。

最後はお兄さんもネタ切れで、3秒くらい無言で見つめあいました。

お兄さんはずっとご機嫌だったし、
私はお兄さんを穴が開くほど真剣に見つめていました。

誰だ?
当時は色んな人に褒められるくらい
金髪がいい感じに輝いていたのです。
(自画自賛)
初対面に違いないけれどそりゃお兄さんもテンションあがるわ。

私は髪色が明るいほうが気分が上がるというのもあるのですが、
「当たり屋」対策でもあります。

これは兄弟に教えてもらったことですが、
知り合いの女性の方が金髪にしたら、
ぶつかられたりグチグチ言われることがなくなったらしいのです。

実は私もよくぶつかられるタイプでした。
ぼーっと歩いているのでは?
と思われるかも知れませんが、歩行中はかなり真剣です。
スピードも早いし、それに人と無駄に接触したくないので
当たりそうになったら絶対避けます。
体を捌きます。

しかし、当たり屋はぶつかってくるんです。
以前知人とだだっ広い駅構内で待ち合わせしていた時、
周囲はガラッガラの状態にも関わらず
男性に後ろから接近され、ぶつかられました。

他にもスペースあったのに…。

直後知人が背後から
「わざとだね」
と言っていたのですが、見てたなら助けてくれよと思いました…。
男性だからそばに立ってくれるだけで安心します。

他にも道端でよくぶつかられます。

それを、金髪に近い明るい髪にしたら、
見事にぶつかられなくなったのです。
すごい!
でも海外では通用しないかもね。

人は結局見かけで判断するもの。
知らない人だったらなおさらです。

と、そういう理由もあって明るい髪色なのですが、
こんなに大絶賛されるとは思いもよらず、
しかも知り合いかもしれないという懸念事項が加えられ、
あの時はちょっと混乱していました。

でもお兄さんが去っていった後、
お兄さんの言動にも、それに対しての自分の反応にも可笑しくなり、
一人で笑ってしまいました。

変な人。

「自分の周りには変な人が多い」
みな思っていることかも知れませんが、
私の周りにも変な人が多いし、おもしろいし、
なんとなく求めてしまっているのかなと、
その時にふと思いました。

ともかく、東京には色んな人がいますね。


みなさんの出会いに幸あれ。


サンプルりか子でした。

では、また。

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